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色々な人と一週間限定で二人暮らしをしていたという日記

前々回の記事で、こんな募集をしていました。ワタクシ。

 

1週間限定シェアメイトを募集しています。(10月末で終了となりました) - blog.922

 

実は、諸事情により急遽打ち切りとなってしまったんですが、10名以上の方からご応募頂いていました。残念で仕方ないです。

(とはいいつつも、きっと数年後また同じ企画を投げかけると思うので、ぜひともお付き合いいただけたら、思います。)

 

そもそも、なんでこんな企画を始めたのでしょうか。

 

1.「恋人としての相性」だとか「友達としての相性」とは別に、「生活の相性」というものがあるんじゃないか、と常々考えていたから

 

生活って、自分の育ってきた環境や自分が積み重ねてきた常識が結構浮き彫りになるものです。だからこそ、共同生活となると、自分のやり方と相手のやり方の違いに戸惑い「自分ばっかりが」と不満が生まれてしまいがちで、その都度調整するか妥協して譲ることになる。以前いくつかのシェアハウスという住居形態にお邪魔していた時期があったのだけど、最低5人以上の住民がいる、という規模だったからか、自分の安心できるスペースを確保した上で(できなければ出ていくしかない)、他者と関わりたいときは共同リビングに集まる、相手の生活に不満があってもある程度は我慢するか、我慢できなくてトラブルになっても第三者の住人が仲介に入るため落ち着く、という印象を持ったのです。これ、二人暮らしだったらどうなるのだろう、と気になる私。うん、答えはわかっていて、一人暮らしよりも、シェアハウス(三人以上暮らし)よりも、衝突から逃げられない分、二人暮らしって一番ストレスフルな形態なのでしょう。

そもそも、生きていくなかで、<二人暮らし>という形態を頻回に体験して一生を終えるひとはほとんどいないんじゃないか、と思います。母子・父子家庭だったとか、仲良い友人と同居、恋人的な人と同棲、結婚、くらいで、せいぜい、多くても2、3回(統計わからず)。それも、「一緒にいたいという意志を強く持てる相手・好意や深い関係性がある故に融通が効く相手」を選ぶ傾向にあります。それくらいの結びつきなしには、二人暮らしをしようとなんて思わない、めんどくさいし、って人が多いと思うの。(でも、なぜ、あなたはそれを面倒だと感じますか)

親しい人だからうまくいく、という話も、強い情が挟まるから、不満がたまったとしてもどうにか折り合いをつけて、生活を維持できる、というだけなんじゃないか、とも思ったりする。(ただその場合、情がなくなれば、悲惨なことになる)

 

生活を維持するには、

①家に住み続ける金を得る

②家事を行い生存に適した環境を得る

③精神的な安心を得る

という三点が重要になると思うのだけど、人と暮らしていて肝心なのは②と③である。

女の子から、「俺、家事できるよ」と言ったのに実際は「茶碗洗い担当」の意で、ほかのことはすべて人任せだった、と、彼氏の愚痴をこぼされることがある。家事とは、排水溝に絡まった汚い髪の毛や洗濯機に絡まった糸クズを定期的に処理したり、といった地味な作業も含めた、やりたくなくてもやらなければ生活が低下していく、最低限の義務のことだと私は思う(同時に、その負担を誰かと補えあえたとき、生活を豊かにするものでもあると思う)。それが共有できないと、友達でも恋人でも一緒にやっていくのは苦しいです。細かい地味な作業をほったらかしにすると、生活が崩れていくのだということを知らない人とは生活は成り立たない。

同時に、③精神の安定とは、互いのプライバシーが大切に扱われ、不快なことをさせられない環境によって形成される。コミュニケ―ションさえ取れる(自分と相手は別々の人間だと認識していて、話し合いで調整していけるスキルがある)なら、同居人として成り立つ気もしてくる。むしろ、生活のパートナーは、必ずしも特定の名付けられた関係性でなくても、癒しあえる存在でなくでもいいかもしれない。(といっても、愛する人が生活パートナーとしても最適であるケースもある、愛する人だからこそ、生活が壊れぬよう奮闘でき、二人の可能性が広がることも、あります)

 

ただ、恋人でも友達でもない人が、意外と、生活という一点においてベストパートナーとなる可能性はきっと低くないのに、そういう機会が持てない構造になっていることは確かだ。

もしかしたら、恋人や友人以上に「生活」が合う人というのはいるかもしれない。

 

どんなに相手に対し情があっても、好きだと思っても、生活がうまくいくか(自分が納得いく生活が送れるか)は別問題だ。生活維持のために、『生活に求める水準が近い・負担を補える家事スキルがある(もしくは代替え案を出せる)・相手への配慮を怠らない』はきっと必要で。例えば恋人同士で同棲しても生活の意味の理解と生活スキルに格差がある故に、依存的になり 「一方がとことん世話をしてあげる:セックスもできるママ(パパ)状態」になってしまう、かなしいけど、そういうカップルは少なくないと思う。

 

2独りで老いたらきっと誰かと暮らしたくなる

 

知人が「高齢者のシェアハウスを運営したい(自分も住みたい)」と呟いていた。

婚姻制度にうまくのっかって、異性愛者で、離婚にも至らずパートナーと老いてゆける人には関係のない話かもしれない。でも、そんな固定の「幸福な家族像」は幻想になりつつある。結婚したって、上手くいかないケースはざらにある。それに結婚制度に乗り切れる人ばかりではないし、単身者も増えている。ある程度の年齢になると、誰だって、独り身のさみしさに耐えられなくなる時期がくるんじゃないか。

といっても、いざ、歳を重ねてから、シェアハウスのような複数の他人との生活に飛び込んでも、うまくやっていけるかはむずかしい。なにしろ、若い頃とは違って、「なんでもok」という風には人を許せなくなっているかもしれない。そのとき「この人の生活の仕方ならストレスがたまらない」「この人は生活面でもコミュニケーションが問題なくとれる」と事前にわかっている人を選べたら、だいぶリスクヘッジできるだろう。そういう意味で、この企画は「いつかの住人たち探し」という目的だったともいえる。

 

とはいえ、よくこんな心配もされる。(  )内は心の声です。

  

3.恋愛パートナーと生活パートナーを分ける意味がわからないぞ。恋人とは別居で恋人じゃない人と同居するの?

(たしかにそうだなw)(まあ、恋人の価値観によるし、三人で暮らしてもいいし、当事者間の問題でもあります)

 

4.二人暮らしって密室だし本当に好きな相手とじゃないと危険だよ

(本当に好きな人=安全。とも言えない。むしろ親密すぎないほうが暴力は起こらない。誰と住むにしろ、最低限の信頼関係=断れる関係性がなくては成り立たない)

 

最後にいろいろ。

 

5.この数か月で一緒に暮らした人との振り返りは相手に了承いただけたら記事にしていくつもりです(ちなみに4人と暮らした)

 

6.この企画によって、たくさんの発見があったし、未来に希望を持ててきたので、個人的には結構な満足感。毎度の思いつき殴り書き文章で申し訳ありませんという感じなんだけど、読んでくださりありがとうございました。・ω・

 

7.疑問とか質問とか意見とか暇だったらくださいまし。終。